『ネイビーシールズ:チーム6 』
公式サイト:http://teamsix.gaga.ne.jp/
9.11以来、アメリカの最大の課題は、9.11の首謀者であるアルカイダのリーダー、オサマ・ビンラディンの捕獲でした。
そして、長期間にわたる大規模な捜索の末、9年8か月後、ついにビンラディンの潜伏先を特定し、アメリカは国の威信をかけた一大作戦「ジェロニモ作戦」を決行することになりました。結果として、ビンラディンは殺害され、この作戦は成功を収めます。
『ネイビーシールズ:チーム6』は、この「ジェロニモ作戦」を題材にした衝撃の実話です。
DEVGRU(デブグルー) – ネイビーシールズのエリート部隊
本作で描かれる「チーム6」とは、このジェロニモ作戦を成功させた対テロ特殊部隊「DEVGRU(デブグルー)」のことです。DEVGRUはネイビーシールズの精鋭たちで構成され、特殊任務のみを担当するエリート集団です。
本作の特徴は、チーム6だけでなく、ジェロニモ作戦全体を描き出している点にあります。ビンラディンの潜伏先を特定するまでの過程や、それに関わったCIAなどの人物も丁寧に描かれ、作戦の全貌が浮き彫りにされます。
スリリングな追跡劇とリアルな描写
『ネイビーシールズ:チーム6』は、典型的な戦争アクション映画とは異なり、錯綜する情報や政治的な状況の中で徐々にビンラディンに迫る過程がスリリングに描かれています。この過程は非常に緊張感に満ちており、まるでスリラー映画のような要素を持っています。
アクションシーンに関しては、派手な戦闘シーンこそ少ないものの、地に足のついたリアルな描写が印象的です。これは、ジェロニモ作戦全体をドキュメンタリー的に描こうという意図があるからでしょう。
装備に関しての評価とサバゲー好きへのおすすめ度
一方、装備品に関しては、ミリタリーマニアにはやや物足りない部分もあるかもしれません。
一般の映画ファンには十分楽しめる内容ですが、DEVGRUの装備に期待しているコアなミリタリーファンにとっては、少し物足りないかもしれません。
そのため、サバゲーにコスプレ要素を重視している人や、DEVGRUそのものを参考にしたいという方には微妙な部分があるかもしれません。
総評 – スリリングな作戦の全貌を描いた映画
結論として、戦争アクション映画や本格的なミリタリー作品を期待すると少し物足りないかもしれませんが、CIAの動向や政治的な配慮を含めた「ジェロニモ作戦」の全貌を知りたい方にはおすすめできる作品です。
世紀の大作戦へと至るスリリングな緊迫感を味わいたい人にぴったりの映画です。
「ネイビーシールズ:チーム6」データ
スタッフ | |
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監督 | ジョン・ストックウェル |
キャスト | カム・ジガンデイアンソン・マウント
フレディ・ロドリゲス アルビン・“イグジビット”・ジョイナー キャスリーン・ロバートソン |
製作 | ニコラス・シャルティエゼブ・フォアマン
トニー・マーク |
製作年 | 2012年 |
製作国 | アメリカ |
配給 | ギャガ |