サバゲー好きなら見逃せない映画・ドラマ

戦争の実態に迫る歴史的作品『プラトーン』

『プラトーン』は、ベトナム戦争を舞台にした戦争映画の傑作であり、オリバー・ストーン監督が自身の従軍体験を基に制作したと言われています。そのリアルさや迫力ある描写は、公開当時、非常に大きなインパクトを与えました。

日本では、当時サバイバルゲームのブームが到来しており、『プラトーン』の影響でベトナム戦争をイメージしたサバゲーを楽しむ人が増えました。

現在でもベトナム戦争をテーマにしたサバゲーが行われるなど、この映画がサバゲー界に与えた影響は大きく、未見の若いサバゲーファンにとっても要注目の作品です。

映画の舞台とテーマ

物語は、ベトナム戦争の最前線で戦う米陸軍第25歩兵師団に配属された新兵クリスが主人公です。

映画のタイトル『プラトーン』は「小隊」を意味します。この映画は単なる戦闘シーンを描くだけでなく、オリバー・ストーン監督が伝えたかった「戦場の真の姿」を描いており、戦争エンターテインメントではなく、戦争の現実を映し出した本格映画です。

視聴する際には、その点を理解し、覚悟を持って観るべき映画と言えるでしょう。

戦場の狂気的な描写

『プラトーン』には、戦争の狂気をリアルに描いたシーンが多く含まれています。

例えば、米軍による民間人の虐殺や、麻薬の蔓延、米軍同士の私怨による殺し合いなどが描かれています。

これらのシーンはサバゲーには直接関係ないものの、ベトナム戦争をイメージしたサバゲーを行う際の参考になるでしょう。また、アンブッシュ(待ち伏せ)のシーンなど、戦術的な要素もサバゲーに応用できるかもしれません。

M653バーンズモデルとサバゲー界への影響

サバゲー的な観点から特に注目すべきは、映画の重要人物であるバーンズ軍曹が使用していたM653ライフル、通称「M653バーンズモデル」です。

このライフルは、映画のヒットと共にサバゲー界でも人気が高まりました。本来、M653というモデル名は存在しませんでしたが、バーンズ軍曹が使っていたライフルとして広く知られるようになりました。

ただし、映画の時代設定においてM653はまだ発売されていなかったため、時代考証的には正確ではありません。このため、コアなベトナム戦争ファンやサバゲーマニアからは敬遠されることもあります。

実際には、当時の装備品の入手が難しかったため、映画製作側がやむを得ず現代の装備を使用したのではないかと考えられています。

また、陸軍が舞台であるにもかかわらず海兵隊の装備が多く使われているのも同じ理由かもしれません。

まとめ

装備の厳密さに若干の問題があるものの、『プラトーン』は戦争映画としての傑作であり、サバゲー界にも多大な影響を与えた作品です。

未見のサバゲーファンにとっては、一見の価値がある映画であり、ベトナム戦争をテーマにしたサバゲーや戦術を学ぶうえでの参考にもなるでしょう。

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