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ベトナム戦争映画の異色作『ハンバーガー・ヒル』 – 非ジャングル戦のリアルな戦場描写

『ハンバーガー・ヒル』は、ベトナム戦争を舞台にした戦争映画で、同時代の作品『プラトーン』と並ぶ傑作と評価されています。中には『プラトーン』以上に高く評価する人もいるほどです。

タイトルの意味 – ハンバーガー・ヒルとは?

タイトルにある「ハンバーガー・ヒル」は、南ベトナムの937高地を指します。

この丘では激しい戦闘が繰り広げられ、兵士たちが次々と被弾し、「人間がハンバーガーのようにされてしまう丘」という不名誉な名が付けられました。このタイトルは、戦場の過酷さや悲惨さを象徴しています。

ジャングルではない戦場の描写

ベトナム戦争映画では通常、ジャングルでのゲリラ戦が描かれますが、『ハンバーガー・ヒル』は937高地での攻防を舞台にしており、焼け野原と化した丘での正面攻撃が描かれています。

ジャングルの陰に隠れる戦いではなく、遮蔽物の少ない荒れた地形での正面衝突が展開され、被害が甚大だったことがリアルに伝わります。

戦闘シーンでは、M60やRPD軽機関銃、ポテトマッシャー型の手榴弾などが登場し、壮絶な戦いが繰り広げられますが、エンターテインメント性は低く、戦場の残酷さを描くことに重きを置いています。

戦争の実態と社会状況を描く映画

この映画の特徴は、戦場の描写だけに留まらず、司令部や報道、さらにはアメリカ本土での反戦運動まで描いている点です。

戦場だけでなく、ベトナム戦争を取り巻く社会情勢や、当時の兵士たちがどのような思いで戦っていたのかを深く掘り下げています。そのため、戦争の現実やその影響について考えさせられる映画でもあります。

サバゲー界への影響

『ハンバーガー・ヒル』は、サバイバルゲーム界にも大きな影響を与え、ベトナム戦争をテーマにしたサバゲーの流行を後押ししました。

さらには、「ハンバーガー・ヒル戦」というサバゲーのルールが生まれるほどです。このルールでは、フラッグが一方にしかなく、攻防が激しくなることが特徴です。

まとめ

『ハンバーガー・ヒル』は、爽快な戦争アクションではなく、戦場や戦争そのものの過酷さを描いた異色の戦争映画です。

サバイバルゲーム愛好者にとっても、一度は見ておきたい作品として強くおすすめできる映画です。この映画は、戦争の現実を知り、考えるきっかけを与えてくれる貴重な作品と言えるでしょう。

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